俳人・金子兜太氏「アベとかいう変な人に痛切な危機感」

公開日: 更新日:

――安倍首相の再登板で思いが蘇った。

 そう、アベとかいう変な人が出てきたもんですから。私のようなボンクラな男でも危機感を痛切に感じるようになりましたね。安保法をやりだした時にね、こりゃ危ないって気がした。憲法9条の改正の是非を国民投票にはかる、とハッキリ言ってくれればいいんですよ。それが、直接9条には触らないで、周辺をグルグルといじった。特定秘密保護法なんて治安維持法みたいなものでしょう。遠巻きに近づく、これが危ないと思ったのね。

――過去に「戦前の私はデモクラティックでなくてデレデレティックなんです」と発言されています。それだけ、戦争体験が金子さんの思考を一変させたということなんでしょうか。

 戦争は反対だ、戦争はイヤだ、という気持ちにデモクラティックな意思が加わったというんでしょうか。だいたい、今の国会には戦争体験者が2割くらいしかいないんじゃないか。においを嗅いだ程度のやつも少ない。そういう連中が戦争に関わる憲法9条を議論して、安保法のようなケチなものをつくる。そんな資格はないと思いますよ。戦争経験がないのに、「戦争辞せず」くらいの顔をするやつがたくさんいる。戦争というのは、いろんな形で人間が死ぬんですよ。ろくなもんじゃない。なのに、戦争は男らしいなんて思っているバカげた国会議員が多い。一方では、女性のお尻をなでてばかりのやつもたくさんおるしね。

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