選挙演説の“大放言” トランプ大統領はどこまで本気なのか

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「メキシコは、麻薬や犯罪を持ち込む人々を送り込んでくる。彼らは強姦魔だ」

「メキシコとの国境に“万里の長城”を建設する」

 すべてはこの大放言から始まった。アメリカ合衆国次期大統領に決まったドナルド・トランプ(70)の昨年6月の出馬表明演説は物議を醸したが、今となれば“暴言王”の一連の過激発言が、ホワイトハウスの主の座へつながったことは否めない。

 トランプは不法移民対策として「強制送還部隊をつくる」とブチ上げ、不満を持つ白人に熱狂的に受け入れられた。イスラム教徒の一時入国禁止を呼びかけ、「イスラム国を打ち負かす」と資金源である油田空爆もちらつかせた。米国がテロ容疑者に水責めなどの拷問を禁止しているのは「弱腰」と切って捨て、「イスラム国に勝てないのは我々の弱さと無力さ、こういう考え方のせいだ」と力説してみせたが、暴言王はどこまで本気でやるつもりなのか。元外交官の孫崎享氏が言う。

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