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鈴木宣弘東京大学教授

1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。

TPPのウソ<11>国民の命の危機 食料は“武器”で標的は日本

公開日: 更新日:
昔ながらの日本の田園風景も壊される(C)日刊ゲンダイ

 わが国では、国家安全保障の要としての食料の位置づけが甘い。

 必ず出てくるのが、「安けりゃいいじゃないか」という議論だ。実は日本国民は安さに飛びつきやすい。世論調査をすると、「高くても国産を買いますか」という問いに89%が「はい」と答えているが、実際の食料自給率は39%で… 

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