トランプ政権の火種に 極右人種主義者がホワイトハウスに

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 トランプ政権のホワイトハウス人事で、ラインス・プリーバス首席補佐官(44)に続いて、新設の「首席戦略官・上級顧問」にスティーブン・バノン大統領選挙対策最高責任者(62)の就任が決まった。トランプは首席戦略官の具体的な役割を明らかにしていないが、「首席補佐官と対等なパートナー」としている。

 共和党全国委員長を務め、主流派と良好な関係を持つ元弁護士のプリーバスに対して、バノンは元海軍将校で、ゴールドマン・サックスを経て過激な論調で知られる保守系ニュースサイト会長。大統領選でトランプに人種差別的発言や女性蔑視の暴言を吐かせ、トランプ躍進を演出した立役者とされる。共和党内でも「極右の人種差別主義者がホワイトハウス入りした。警戒が必要だ」と危険視されている人物だ。

 マスコミは「トランプ流バランス人事」とのんきに論じているが、2人の関係は水と油で、一触即発の危険をはらんでいる。トランプはホワイトハウスに時限爆弾を自ら仕掛けたようなものだ。

 トランプが心情的に近いバノン首席戦略官を重用すれば、プリーバス首席補佐官と近い主流派が牛耳る議会が黙ってはいない。バノン首席戦略官が、ホワイトハウス崩壊の時限爆弾に点火する火種になると危惧する声も多いのだ。

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