高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

民進党は「前原代表」を選んで破滅への道を突き進むのか

公開日:

 まだ始まってもいない民進党代表選に口を挟むのは尚早かもしれないが、これが前原誠司と枝野幸男の対決になるとして、前原が勝てば同党は破滅に向かうしかなく、枝野が勝つことでかろうじて蘇生への活路を開くことができるだろう――というのが私の見立てである。

 前原は、最近は井手英策慶大教授の理論に従って、格差是正・福祉充実と財政再建とを両立させる政策研究に熱心に取り組んでいることは大いに評価できるけれども、外交・安保政策では昔も今も自民党国防族とほとんど変わらないタカ派であり、中国は「現実的脅威」であるとの基本認識の下、米軍との共同行動を可能にする集団的自衛権の解禁、自衛隊の敵地攻撃や先制攻撃の検討を含めた活動拡大、最終的な憲法改正などの主張を抱いている(例えば2005年12月の米ジョージタウン大学での講演)。改憲については、昨年9月の代表選でも最近の発言でも「9条1項、2項は守った上で、『加憲』で自衛隊の位置づけをするべきだ」(16年9月4日付朝日)という持論を吐いている。

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