茨城知事選は安倍官邸制す トリプル補選は野党共闘が必須

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 内閣改造後初の大型地方選となった27日投開票の茨城県知事選は、安倍官邸が総力戦で支えた自公推薦候補が勝利した。

 新顔の大井川和彦氏(53)が、全国最多の7選を目指した現職の橋本昌氏(71)を約7万票差で破った。投票率は前回より11.74ポイント高い43.48%だった。

 自民党からは菅官房長官をはじめ、野田総務相ら閣僚や岸田政調会長など党幹部が連日現地入り。ラストサンデーの20日には、自民党きっての人寄せパンダの小泉進次郎筆頭副幹事長が応援に入り、国政選挙並みの態勢で戦った。歴史的な大敗を喫した都議選のダメージをこれで一掃し、改造後初の国政選挙となる衆院トリプル補選(10月22日投開票)の弾みにしようと躍起だ。

 もっとも今回の知事選は保守分裂選挙で、与野党が激突する構図とは異なった。野党系候補が一本化すれば、大井川氏の得票を約5万票上回った。自民現職の死去に伴うトリプル補選は野党との全面対決となる見通しで、ひとつでも落とせば国民の不信の的になっている安倍首相には大打撃だ。

 民進党代表選(9月1日投開票)を戦う枝野幸男元官房長官は「候補者を1人に絞るために最大限の努力をしなければならない」としているが、野党共闘を一刻も早く前進させなければ、死に体の安倍政権が息を吹き返しかねない。野党第1党の民進党代表選はこの一点で勝負しなければウソだ。

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