著者のコラム一覧
古賀茂明元経産官僚

1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の共謀」(角川新書)、「官邸の暴走」(角川新書)

廃棄したはずの公文書が次々…背景に佐川前長官の悲惨な姿

公開日: 更新日:

-第1回-

証人喚問でも安倍夫妻を守ったが(C)日刊ゲンダイ

 防衛省で、なかったはずの文書が次々と見つかり、驚きのニュースとして大きく報じられた。しかし、官僚を31年やっていた私にとっては、こんなことは驚きでも何でもない。どういうことか。

「優秀なはずの官僚がなぜ?」というフレーズがよく使われる。財務省や経産省などの幹部クラスの9割…

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