“漁夫の利”財務省 次官人事巡る「麻生vs菅」の暗闘に勝利

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 異例の2トップ不在で注目された財務省の幹部人事は、次官に星野次彦主税局長(58)、国税庁長官に飯塚厚関税局長(59)が起用される方向となった。財務次官人事を巡り、水面下で繰り広げられた「麻生財務相vs菅官房長官」の暗闘は結局、先手必勝の漁夫の利で財務省が勝利したと言える。

 次期次官人事で財務省の本命は、岡本薫明主計局長(57)だった。ところが、岡本氏は森友学園問題の決裁文書改ざん時に文書管理や国会対応を担う官房長だったことから、「1回休みで傷をつけないよう温存する」(財務省関係者)方針が早々に決定。来年、岡本氏に引き継ぐまでの“ワンポイントリリーフ”の人物が定まらず、人事案は宙に浮いた状態だった。

「来年、岡本さんを次官にするためには今回、岡本さんより入省年次が下の人にはできない。そこで突如浮上したのが、浅川雅嗣財務官(60)と森信親金融庁長官(61)でした。どちらも前例のないポストからで、通常ならあり得ない人事なのですが、浅川氏は麻生氏が首相だった時の秘書官で麻生氏の覚えがめでたい。一方の森氏は菅官房長官の大のお気に入りで、金融庁長官を異例の3期も務めている。そんなことから2人の名前が挙がり、麻生氏vs菅氏の戦いと見られていたのです」(与党幹部)

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