立憲民主党 参院選大阪に弁護士・亀石倫子氏を擁立の勝算
「立憲フェス」と名づけたイベント型の党大会を9月30日開いた立憲民主党。来年の参院選では女性候補擁立に力を入れる活動方針を採択したが、先週決まった目玉候補が大阪選挙区(改選数4)に擁立する弁護士・亀石倫子氏(44)だ。
亀石氏は、令状なしのGPS捜査を最高裁が違法と判断した裁判や、無許可で客にダンスをさせたとして大阪市のダンスクラブが風営法違反に問われ無罪となった裁判に携わり、テレビにコメンテーターとして出演するなど知名度がある。参院大阪では、5年前は維新、自民、公明、共産。2年前は維新2、自民、公明が議席を獲得し、立憲の前身の旧民主系はゼロ。野党第1党としては是が非でも議席が欲しいところだ。
「自民は、府連は現職1人にしたがっているものの、官邸が比例現職で元府知事の太田房江氏を2人目に押し込もうとしています。が、2議席はかなり難しい。公明と共産は現職の議席死守。維新は今回も現職と新人の2人擁立の方針です。ただ、橋下徹氏が距離を置いたため以前ほど維新に勢いはなく、立憲が反自民票を集める素地はあります」(地元関係者)