浜矩子
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浜矩子同志社大学教授

1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」(東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。

経済学の権威2人から「不合格」をもらったトランプ大統領

公開日:

 米国の中間選挙はおおむね予想された通りの結果でした。下院で民主党が勝利したことは、それなりのインパクトがあるものの、「すばらしい成功」とか言っているトランプオヤジは今までの強硬路線を続けるのでしょう。上下院ねじれ状態で余裕がないため、中国に対しても激しさを増し、「絶対に人より損をしない」という独自の原則で突っ張る方向感がより過激になるのではないか。

 強く思うのは、トランプオヤジが「国益にかなう大原則」として追求するのは次の2つだということ。

①米国が貿易赤字になるのは人のせいであり、貿易赤字は許されない。

②すべての物事は2国間のディールで決着することがすばらしい。

 しかし、①は経済学の生みの親、アダム・スミスの主張に真っ向から反しているし、②は経済学の歴史で最も大きな存在であるジョン・メイナード・ケインズの主張に反している。経済学の権威であるこの2人から鉄槌が下されるような酷いことをズバリやっているのがトランプオヤジなのです。

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