出井康博
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出井康博

いでい・やすひろ 1965年、岡山県生まれ。早大政経学部卒業。英字紙「THE NIKKEI WEEKLY」記者などを経て、フリー。著書に「ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)など。

多額の借金背負い…実習生より過酷な「もう1つの抜け道」

公開日:

 外国人労働者受け入れ拡大のための入管法改正案が、今国会中に成立する見通しだ。改正案によって新たな在留資格「特定技能」がつくられ、14業種で外国人の「単純労働」が可能となる。単純労働目的に外国人の入国を認めてこなかった日本にとっては、政策の大転換である。

 これまでも「抜け道」はあった。そのひとつが「技能実習制度」だ。外国人実習生の数は今年6月末時点で29万人近くに達し、2012年の約15万人から大幅に増えた。実習制度は、途上国への「技能移転」を建前として、人手不足の仕事に低賃金の外国人労働者を供給する手段となっている。

 国会では、実習制度に対し野党の批判が集中した。とりわけ問題となったのが「失踪」だ。職場から失踪した実習生は、昨年7000人を超えた。失踪して不法就労した方が稼げるからである。

 新在留資格「特定技能」が付与される外国人には、3年間の就労を終えた実習生も多く含まれることになる。その意味で、失踪問題を野党が指摘した気持ちもわかる。

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