出井康博
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出井康博

いでい・やすひろ 1965年、岡山県生まれ。早大政経学部卒業。英字紙「THE NIKKEI WEEKLY」記者などを経て、フリー。著書に「ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)など。

牛丼も弁当も…卒業生に強いる“クール・ジャパン”単純労働

公開日:

 外国人労働者の新在留資格「特定技能」創設の陰で、安倍政権が来年度からの実施を目指す留学生の「就職条件緩和」――。この政策の背景には、「留学生30万人計画」の下、大量流入する“偽装留学生”の存在がある。

 第2次安倍政権が誕生した2012年末、留学生の数は約18万人だった。それが今年6月までの5年半で14万人以上も増え、32万人を超えるまでになった。急増した留学生の大半は、ベトナムなどアジアの新興国から出稼ぎ目的で来日した偽装留学生である。

 彼らは母国の年収の数年分に相当する150万円前後の借金を抱え入国するが、入り口となる日本語学校の2年間では返済しきれない。そこで専門学校や大学へと進学して出稼ぎを続ける。入学金と学費さえ払えば、日本語が全くできなくても受け入れてくれる学校はいくらでもある。

 5年半の間、年数万人単位で増え続けた偽装留学生が、これから卒業時期を迎える。その時期に合わせ、就職条件を緩和しようとしているのだ。

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