第三者も“身内”だった やり直し調査にも厚労省職員が同席

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 厚生労働省の統計不正問題で、有識者らでつくる「特別監察委員会」が行った同省職員への聞き取り調査に、宮川晃厚労審議官や定塚由美子官房長ら幹部が同席。「第三者性が確保できていない」との批判を受け、特別監察委が聞き取り調査をやり直しているが、そこにまたしても同省職員が同席していることが分かった。30日のNHKニュースが報じた。

 特別監察委の樋口美雄委員長は、厚労省から年間30億円近い援助を受ける“下請け”機関「独立行政法人労働政策研究・研修機構」理事長。ほかの弁護士ら5人の主要委員は、3年前に同省が創設した内部調査組織「監察チーム」のメンバーで“身内”も同然。これでは、まともな“監察”ができるわけがない。

 一方、30日の朝日新聞によると、厚労省の「賃金構造基本統計」の担当部署が、以前からルール違反の郵送による調査を行っていることを隠し、本来の「調査員調査」から「郵送調査」へのルール変更について総務省に相談していたというから姑息だ。

 やはり、国民が納得のいく本当の第三者委員会に徹底的に調査させ、ウミを出し切るしかない。

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