未払い残業代2133円…勝訴判決が突き付ける「医師の人権」

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「医師の人権は軽視されている」――。三重県の桑名市が運営する診療所に勤務していた男性医師が、15分未満切り捨てにより、未払いになっていた残業代を請求していた訴訟。2月14日、名古屋地裁は、原告の請求を認め、被告の桑名市に2133円と利息の支払いを命じた。桑名市は控訴しなかった。

 医師は、2004年から、桑名市が運営する応急診療所に当番医として勤務していた。ところが、「時間外手当対象時間は、15分区切りとして、15分に満たない場合は切り捨て」との規定があり、未払いの残業代が発生していた。例えば、5時が定時で5時10分まで働いた場合、5時に丸められていたのだ。

 労基法では「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」(24条1項)とあり、解釈上も1分単位での支払い義務に争いはない。しかし、桑名市は裁判で、違法が明白な「15分未満切り捨て」について、驚くべき開き直りに出た。

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