日朝会談は無理筋 安倍首相「無条件」の致命的ピント外れ

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「条件を付けずに金正恩朝鮮労働党委員長と向き合う」――。日朝首脳会談実現に向け、勇ましく語った安倍首相。これまで強調してきた「拉致問題進展」の前提条件をひとまず取り下げ、歩み寄ったつもりだろうが、まるで見当外れだ。「条件なし」で北朝鮮が交渉に応じるわけがない。

 8日の東京新聞によると、北朝鮮関係筋は、日本が2006年から実施する北朝鮮国籍保有者の入国禁止措置を含む独自制裁の解除を求めた。「人的往来を制裁に加えてはならない」と強調した上で、「無条件とはいうが、拉致問題をどのように扱うつもりなのか」とクギを刺してきたという。

「北朝鮮国民は、人的往来の制限で在日の家族から医療品や生活費を受け取る機会を奪われ、困窮している。金政権への不満を抑える上で、入国禁止の制裁解除には一定の効果がある。とはいえ、今月7日、韓国が計画している北朝鮮への食糧支援について、トランプ米大統領が支持を表明しました。もはや正恩氏にとって、日本からの些細な支援だけでは、恩恵が薄い状況といえます。むしろ、拉致問題の解決一辺倒でかたくなな安倍首相と会うメリットは低いと考えているとみられます」(外交関係者)

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