小川善照
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小川善照ジャーナリスト

1969年、佐賀県生まれ。東洋大学大学院修了、社会学修士。週刊誌記者として事件取材などを担当。2008年に「我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人」で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。14年の雨傘運動以降、香港問題に関心を寄せている。

デモ隊は最新のスマホ技術を駆使し群生生物のように動く

公開日: 更新日:

 取材していると、デモの若者たちが緊迫した場面でさえも、スマホを凝視する姿に出くわす。筆者は当初、困惑した。

「別に遊びではありません。デモで次に取る行動は、スマホで参加者全員の意見を聞くのです。抗議活動の意思決定には暗号通信アプリ『テレグラム』を使います」(デモ参加者の学生)

 ロシア製アプリのテレグラムは、通信内容が高度な暗号化技術で保護される上、削除後は痕跡を残さない。監視の目を逃れ、最大20万人が同じ公開グループに参加できるため、デモ隊の必須アイテムとなっている。

「6月21日に警察本部を包囲した時にも、そのまま続けるか、撤退かを決定したのは、アプリ上での多数決でした」(前出の学生)

 指揮命令系統といったものが明確に存在しないのに、デモ隊がまるで一つの意思を持った群生生物のように動くのは、このような新技術を駆使しているためだ。

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