安い輸入小麦粉を使う子供たちの給食パンは汚染されている
ポストハーベスト農薬を使って輸入される米国産の作物で、小麦は最も危険といわれる。なにしろ、農薬がついた殻を割って、ふすま(表皮)と胚乳に分けて粉にするから、殻に付着した農薬が小麦粉に混入する。それに、コメのように炊く前に洗うわけではないからそのまま口に入る。
この小麦粉を使ったパンを毎日食べていると、当然、体はポストハーベスト農薬に汚染される。もちろん体の代謝によって農薬は排出されるが、パン好きの人は毎日食べるだろうし、お菓子を食べない子供はいないだろうから、結局、体の中を常に農薬が循環している状態になりかねない。
とくに問題は、給食のパンに使われる安い小麦粉だ。同じ小麦の胚乳でも、中心部分に近いほどタンパク質が少なく乳白色に近い。だからこの部分は特等、つまり上質の小麦粉になる。外側の殻に近づくほど1等、2等と等級が落ちて値段も安くなる。給食用のパンに使われるのはもちろん安い外側。外皮に近ければ農薬も混ざりやすく、それだけ危険性もアップする。