安倍首相も国会で認めた 会見は大手メディアとの“ヤラセ”
新型コロナの蔓延を受け、安倍首相が唐突にブチ上げた小中高校の一斉休校要請。なぜ学校を閉じさせるのか、官邸で会見したが、最後まで具体的な説明はなし。フザケた話だが、ナント、2日の参院予算委員会では、会見自体が“ヤラセ”だったことが分かった。
立憲民主党の蓮舫議員が2日の予算委で、会見での無味乾燥な安倍首相の説明について、「答弁書を読んでいるようだ。質問内容を事前に確認していたのではないか」と指摘。すると安倍首相は悪びれもせず、「詳細な回答ができるように通告を受ける場合がある」と認めたから驚きだ。何を聞かれるか事前に分かっているのなら「与党質問」と何ら変わりはないだろう。
しかも、会見は安倍首相が約20分しゃべり倒した後、幹事社の朝日新聞とテレビ朝日が1問ずつ質問。その後はNHKなど3社が質問しただけで強引に打ち切られた。フリージャーナリストの江川紹子氏が「まだ質問があります」と迫ったが、内閣広報官に「時間があるので」と遮られ、安倍首相はそそくさと立ち去っていった。しかし、首相動静によると、安倍首相は会見後“帰宅”しただけで公務はなし。時間はたっぷりあったはずだ。