適菜収
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適菜収作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

新型コロナ騒動を口実に泥船から逃げ出す安倍ヨイショ連中

公開日: 更新日:

「だからあれほど言ったのに」という感想しか出てこない。

 私は昔から安倍とその周辺は反日売国カルトだから、放置しておくと国が壊れると指摘してきたが、実際そうなってから、騒ぎ出す連中が増えてきた。

 特に新型コロナウイルスを巡る政府のデタラメな対応は、そのツケを払うときが巡ってきたことを示している。残念ながら自業自得と言うしかない。安倍政権の7年間は、国と社会に対するテロだった。

 安倍にだまされてきたバカもたいがいだが、メディアの役割を放棄し、安倍礼賛報道を続けてきた産経新聞界隈の反日メディアは万死に値する。安倍ヨイショライターの百田尚樹は〈皆さん、政府は無能です。国民の命を守るんだ!という意志も能力もないことが明らかになりました〉〈もし、私が想像する最悪の事態になれば、後年、「鳩山由紀夫菅直人以上に無能な首相」の烙印を押されるかもしれない…〉などとツイート。「何を今更」である。その「無能」に媚びへつらい、礼賛してきたのはどこのどいつなのか?

 手のひらを返した連中は安倍の壊国に加担した罪を悔いているわけではない。単に算盤をはじいて、コロナウイルス騒動を口実に泥舟から逃げ出そうとしているだけだ。仮にこの先、安倍が逮捕されるようなことがあっても、連中は知らぬ顔を決め込むのだろう。

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