「新型コロナが好きだ」世界を不安に陥れるトランプの錯乱
新型コロナで米国がパニックだ。ワシントン州やイリノイ州などあちこちの州が非常事態宣言を発令。感染者はあっという間に1000人の大台を突破した。
こうした中、密かに動き始めたのがニューヨーク市。囚人を使って死者を埋葬するというのだ。国際政治経済学者の浜田和幸氏が言う。
「ニューヨーク市には『非常事態対応シナリオ』という制度があり、伝染病などで大勢が死亡した場合、服役中の囚人を使って遺体を埋葬できることになっています。デブラシオ市長は着々と準備を整えていて、遺体は葬儀をせずにニューヨーク湾のハートアイランドという島に運び、地面に穴を掘って埋葬。囚人は時給1ドルで働くことになります」
米国民を不安にしているのがトランプの精神状態だ。先週、南部ジョージア州のCDC(疾病対策センター)を視察した際の会見で「われわれはあらゆることに対して十分に準備ができている」と語ったと報じられたが、実はかなり支離滅裂だった。浜田氏によると「俺には自然から与えられた特殊な能力があり、新型コロナについては医師よりもよく知っている」と語り、聞かれてもいないのに自分にはMIT(マサチューセッツ工科大学)勤務の偉大なオジがいたなどと自慢話をペラペラ。しまいには「新型コロナが好きだ」と口走ったという。