佐々木香奈
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佐々木香奈NY在住ジャーナリスト

1963年、島根県生まれ。大阪早稲田速記秘書専門学校卒、一級速記士。リクルート住宅情報誌他で執筆、東大阪市議会事務局勤務を経て1987ニューヨークへ。読売新聞米国社現地法人・読売アメリカ社記者、2004年からフリー。本紙にて「NY裏通信」連載(2007〜09年)。著書「街中のギモン in NY」他。

店舗閉鎖のNYでなぜ? “生活必需産業”の「酒屋」が大繁盛

公開日: 更新日:

 ニューヨーク州が「NYS on Pause」令を発動し、「エッセンシャル・ビジネス以外は閉鎖、全員自宅退避」の命令を出して数日が経つ。ニューヨーク州民の間で「エッセンシャル・ビジネスって、つまり何よ?」という素朴な疑問が持ち上がっている。「エッセンシャル」で辞書を引くと「必要不可欠な」「極めて重要な」。今の状況に合わせてもう少し噛み砕いて訳すなら、「生活必需産業」だろうか。

 例えば、リストには医療機関、獣医のクリニック、食材店、薬局、ガソリンスタンド、コインランドリー、銀行、報道メディア、電気技師ほか修理技術者、交通機関、福祉事務所などがある。全部納得だ。ちなみに、自宅退避命令といっても外出が禁止されているわけではない。食材の買い物や、短時間の散歩などは許されている。

 さて、その割と多いエッセンシャル・ビジネスのリストの中に、「酒屋」があって、ちょっと笑った。酒屋がこの非常時の「生活に必要不可欠な、極めて重要なビジネス」として、医療機関と肩を並べるとは思っていなかったから。考えてみたら、緊急時だからこその酒屋かもしれない。

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