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宮下洋一在欧ジャーナリスト

1976年、長野県生まれ。18歳で渡米し、ウェストバージニア州立大卒。スペイン・バルセロナ大学大学院で国際論修士。フランスやスペインを拠点に精力的な取材活動を続ける。18年に「安楽死を遂げるまで」で講談社ノンフィクション賞を受賞。近刊に「安楽死を遂げた日本人」など。

経済危機下に大リストラ 医療費削減が招いた1万人の死

公開日: 更新日:
感謝に応える財団ヘメネス・ディアス病院の医療従事者たち(スペイン、マドリッド)/(C)ロイター

 午後8時、いつも通り、ベランダに出る。町全体が賑やかになる唯一の時間だ。医療従事者を激励し、感謝の拍手を送る。それを毎晩、継続する理由が私にはあった。

 スペインでは、新型コロナウイルス感染による死者が、ついに1万人を超えた。この大惨事を招いたきっかけは、医療というよりも… 

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