著者のコラム一覧

森功ノンフィクション作家

1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、2003年からノンフィクション作家として活動を開始。「ヤメ検司法エリートが私欲に転ぶとき」「同和と銀行」「腐った翼 JAL消滅への60年」「悪だくみ『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」「官邸官僚安倍一強を支えた側近政治の罪」など著書多数。最新刊は最新刊は「ならずもの井上雅博伝　ヤフーを作った男」（講談社）。

官邸落日側近官僚の暴発

<7>黒川幹事長を「訓告処分」にとどめたのは口封じか？

公開日：2020/07/08 17:00　更新日：2020/07/08 17:00

降って湧いた賭けマージャンで「責任問題」も吹っ飛んだ（黒川弘務前東京高検検事長）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　東京高検検事長の定年延長騒動のさなかに降って湧いた賭けマージャンについて、その発覚直後、黒川弘務の周辺はこう漏らした。

「実のところ、４月を迎え黒川は検事長を辞めるつもりでした。その絶妙なタイミングでマージャンの件が出た。ほっとしたのは黒川本人、それになにより安倍総理でし…

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