出井康博
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出井康博ジャーナリスト

いでい・やすひろ 1965年、岡山県生まれ。早大政経学部卒業。英字紙「THE NIKKEI WEEKLY」記者などを経て、フリー。著書に「移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線」(角川新書)、「ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)など。

「幸せの国」詐欺スキャンダルの呼び水となった30万人計画

公開日: 更新日:

 安倍政権の成長戦略「留学生30万人計画」が招いた悲劇の一例を紹介してみよう。

 2017~18年にかけ、人口約80万のブータンから700人以上もの若者が来日、日本語学校へ入学した。ブータン政府が進めた日本への留学制度「学び・稼ぐプログラム」による来日だった。

 ブータンといえば「幸せの国」だが、若者の失業率の高さが社会問題となっている。そこで政府は失業対策で同プログラムを導入。「30万人計画」に沿ってアジア新興国から出稼ぎ目的の偽装留学生を大量に受け入れている日本に着目し、失業者を送り込もうとしたのだ。

 政府と結託する現地の斡旋業者は、こんな言葉で若者たちを勧誘した。

「日本では留学中もアルバイトで年180万円は稼げる。日本語学校を卒業すれば、大学院への進学や就職も簡単だ。就職すれば300万円以上の年収も見込める」

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