著者のコラム一覧
金子勝淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

永遠に続く失敗「日本モデル」を断ち切る野党の出番だ

公開日: 更新日:
安倍首相は「日本モデル」の力と胸を張ったが、永遠に続く失敗の始まりだった(C)日刊ゲンダイ

 2020年4~6月期の実質GDPが年率換算で27・8%減まで落ち込んだ。戦後最悪のマイナス成長だ。ところが、内閣府が先月末に公表した「中長期の経済財政に関する試算」では、今年の実質GDP成長率はマイナス4・5%になった後、来年は3・4%に跳ね上がる。

 政府も民間シンクタ…

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