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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

「学問の自由」の侵害は社会全体の発展を阻害すること

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「学問の自由」は社会全体の発展に資する(2019年度ノーベル賞授賞式で化学賞を授与される吉野彰氏) (C)ロイター/TT News Agency/Jonas Ekstromer

 今年のノーベル賞の受賞者が次々と発表された。ノーベル賞がなぜ、世界で尊敬を集めているのか。それは知性によって新しい事実を発見、確認し、これらが人類の環境改善に役立っているという確信である。

 過去の受賞者を振り返れば、特定の国家が研究の方向を決め、それが成果をもたらし、偉… 

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