高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

小学生の真摯な問いかけに我々はどう応えればいいのか

公開日: 更新日:

「沖縄タイムス」に届いた、うるま市の小学校6年生のナーランシー飛翼(つばさ)君からの手紙が、ネット上に静かな波紋を広げている。2月22日付の同紙第1面のコラム「大弦小弦」で阿部岳記者が、「日本は民主主義の国である。と社会科で学んだ。なぜ沖縄県では民主主義が守られないのか」「他の46都道府県でも、政府は沖縄県と同様なことができるのだろうか。僕にはわからない」など手紙の一部を紹介し、「日本を変えられないまま飛翼さんの世代を迎え入れてしまった責任があり、早く変える」と誓いの言葉を述べた。

 そして同記者が自分のツイッターでその手紙の全文を紹介すると、閲覧は本土の人を含めて1日で8万4000回に及んだという。

 本土からの感想には「沖縄の小6は日々理不尽と不条理を抱えながら生きているんだと思うと辛くなります」というのもあったそうだが、まさに、基地があるがゆえの公害や環境破壊、米兵による暴行や殺人など「沖縄で日常的に起きているこのような大事件を、本土のテレビや新聞は、大きく取り上げてくれないのだろうか」「僕はおかしいと思う」と問いかけられると、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに真っすぐに見つめられた時と同じ「いたたまれなさ」でお尻のあたりまでムズムズして、やがてうつむいてしまいたくなる心地がする。

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