著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

石原莞爾が分析した第1次世界大戦での仏・独の失敗

公開日: 更新日:
ドイツの陸軍元帥アルフレート・フォン・シュリーフェン(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 第1次世界大戦について、日本の軍人の中で、ドイツ軍の戦略論、あるいは戦争の歴史の中に踏み込んで論じた者はほとんどいない。しかし石原莞爾だけは自らの著(「戦争史大観」や「世界最終戦論」)の中で次のように書いているのだ。

「(持久戦争になった)その第一原因は兵器の進歩である。… 

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