高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

海上自衛隊OBが論文を発表 自衛隊サイドから出てきた「沖縄の海兵隊無用論」

公開日: 更新日:

 自衛隊の外郭雑誌とも言える月刊誌「軍事研究」8月号に「沖縄の海兵隊を除去する3つの理由」と題した論文が載っている。筆者は文谷数重、肩書は「軍事ライター」とあるが、海上自衛隊OBで同誌執筆陣の1人。こういう経歴の人が、こういう立場の雑誌で「海兵隊を除去する」と言うとはどういうことなのか。驚いて急いで読んでみたが、これがなかなか面白い。

 まず第1に、沖縄の海兵隊で実動状態にあるのは第31海兵遠征隊のみで、その規模は1個強化大隊にすぎない。しかも1年の半分は沖縄を離れていて、日本防衛には何の役にも立っていない。高まる中国の軍事的脅威と対峙するのは海空戦力であり、海兵隊の役目はない。中国や北朝鮮に侵攻する力もなく、沖縄にいても人道支援や災害救助くらいしかできないと手厳しい。が、これは私たちが「だから辺野古は要らない」という理由に挙げてきたことで、賛成である。

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