著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「日本の文化は化石となり、麻痺する」とヒトラーは罵った

公開日: 更新日:
国際連盟で演説する松岡洋右(1933年)。この年の3月27日、日本は国際連盟を脱退した(C)共同通信社

 現実にヒトラーの時代に入ると、日本人は有色人種として差別の対象になっていた。父親がドイツ人で、母親が日本人という官僚がいた。この官僚は辞めさせられている。特派員だった鈴木東民の書いているところでは、これはドイツの官吏法第3条が適用されたためだという。「アーリア種にあらざる官吏は… 

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