著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

陸軍と海軍が対立した英米の「可分論」と「不可分論」論争

公開日: 更新日:
1942年2月15日、シンガポールで、英国軍のパーシバル司令官(右手前)に降伏を迫る山下泰文司令官(向こう側着席者の左端)。2月24日付の同盟写真特報が報じた(C)共同通信社

 チャーチルに対して、日本はその実像をほとんどつかんでいなかった。チャーチルの政治目的や戦争観などを全く確かめる余裕がなかったといってもよかったのだ。チャーチルとルーズベルトの間柄がどのようなものか、そのことについて、確かに表面上は検討している。この問題は昭和10年代に「英米可分… 

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