著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

愛人として利用していたK子にだまされて逮捕 山崎晃嗣のその後

公開日: 更新日:
化粧品業界の戦後復興は早く、この頃には品数も増えて化粧品売り場は多くの女性客でにぎわった(1948年3月27日)/(C)共同通信社

 もう少し光クラブの山崎晃嗣の戦後について語っていきたい。光クラブは二重帳簿でヤミ金の実態を隠していたのだが、そのカラクリは山崎の秘書のK子を通して京橋税務署に逐一知らされていた。それが契機になって昭和24(1949)年7月に光クラブは京橋署から摘発を受けた。

 誰から資金… 

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