著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「伴食宰相」(7)本人も予想外だった鈴木善幸総理、恬淡だった就任と退陣

公開日: 更新日:
衆参両院同日選で自民圧勝、当選者の名前に花を付ける鈴木善幸総務会長。その右は桜内義雄幹事長(1980=昭和55=年6月23、自民党本部)日/(C)共同通信社

 首相が短期間に辞める時期が昭和の議会政治上には3回あったと書いてきた。そして昭和から平成にかけての時期にも、そういう例があった。その時期をA群、B群、C群、そしてD群と称して、それぞれの時期の首相の功罪について論じてきた。A群、B群については割合その評価も明確になるのだが、C群… 

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