著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「伴食宰相」(6)田中角栄の執念が生み出した“使い捨て総理”たち

公開日: 更新日:
伊東正義首相臨時代理(ひつぎ持つ人の先頭左)、鈴木善幸自民党総務会長(同右)らの手で大平邸を出る故大平首相のひつぎ=1980(昭和55)年6月14日、東京・瀬田(C)共同通信社

 昭和史の中で、首相を使い捨てのような時代が3回あった。あえて付け加えると、昭和から平成にかけてもそのような現象があり、都合4回を数えることができると記してきた。首相自身に何かが欠落しているというのが、伴食宰相といわれるゆえんだとも思うからだ。

 これまでA群(昭和11年3… 

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