「フザケルナ!」萩生田光一氏が自民安倍派で総スカン 裏金処分でのズルい立ち回りはもう限界

公開日: 更新日:

「いま安倍派内では上から下まで、ベテランから若手・中堅までが萩生田さんに『フザケルナ』と怒り心頭に発しています。この間、萩生田さんは自分だけ生き残ろうとして、森元首相にすり寄り、茂木幹事長に近づき、岸田首相にも取り入った。秋の総裁選を睨んで、『安倍派をまとめますよ』と囁いたのだろうが、萩生田さんについていく中堅・若手は一部にとどまるだろう」(安倍派中堅議員)

 派閥の大ボスの森元首相が一番かわいがっているのが萩生田氏なのは、派内でも衆目の一致するところ。

「安倍派内では以前から、幹部らが閣僚や党のポストを独占してきたことへの風当たりが強い。中でも萩生田さんは、現在当選6回なのに、官房副長官、幹事長代行、文科相、経産相、政調会長とずっといいポストに就いてきた。適齢期の議員は特に苦々しく見ていましたよ」(安倍派若手議員)

 安倍派内は流動化が進み、「いくつものグループに分散化するのではないか」(前出の中堅議員)。すでに解散を宣言しているし、いよいよ名実ともに安倍派は溶けてなくなっていくのだろう。

 もっとも、相変わらずのコップの中の争いには、世論は辟易。8日公表されたNHKの世論調査で、裏金議員ら39人の処分について、どちらかといえばを含め「納得できない」は6割に上った。安倍派は上から下まで「総ざんげ」だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  5. 5

    「森友文書」3回目開示 雅子さんが財務省前で取材に応じた深いワケ…文書には「情報隠し」の記述

  1. 6

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  2. 7

    どうなる自民党総裁選前倒し? 小泉進次郎氏「農相に専念」発言も“キングメーカー詣で”の思惑と計算

  3. 8

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  4. 9

    アラスカ米軍基地での米ロ首脳会談はプーチン氏の“晴れ舞台”に…トランプ大統領はロシアの思惑にまんまとハマる

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々