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斎藤貴男ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

年末調整廃止を唱えた私が河野太郎氏に賛成しない理由

公開日: 更新日:
目的は国の「国民データの一元管理」、「超監視社会」だ(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選で河野太郎デジタル相が打ち出した「年末調整廃止論」が話題だ。いわゆるサラリーマン税制のうち、雇用主が給与や賞与から所得税の概算額を天引きする源泉徴収制度を残しつつ、正確な税額との差額を精算する事務作業は納税者本人の確定申告に切り替えたい、という。

 遅きに失し… 

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