プーチン大統領×昭恵さん電撃会談の波紋…異例の厚遇と巨大な花束に込められた意味

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昭恵夫人は昨年12月、米国の大統領就任が決まっていたトランプ氏と面会しています。当時はトランプ氏側に安倍元首相を弔問したい意向があり、昭恵夫人との面会を要望したそう。安倍元首相の在任中に27回も会談したプーチン氏も、弔意を示したかったため、昭恵夫人にアプローチしたとみられています。基本的に、昭恵夫人にプーチン氏と面会する動機はないため、ロシア側が招待したと考えるのが自然です」(外交事情通)

■「国際社会に誤ったメッセージを発信した恐れ」

 筑波大名誉教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう見る。

「プーチン氏の目的は国内世論の沈静化でしょう。いま、ロシアでは数十万人の戦死者の未亡人による批判が渦巻き、社会問題化しています。今回、多くのロシアメディアは昭恵夫人のことを『未亡人』と報じ、まるで国内の未亡人と重ね合わせるかのようです。あえて昭恵夫人の歓待ぶりを大きく報じさせることで、プーチン氏は『私は未亡人の皆さんをここまで手厚く扱う』とメッセージを送ったのではないか。特に驚いたのは、昭恵夫人に贈った花束の大きさ。プーチン氏は功績を残した女性に花束を贈る習慣があるのですが、あそこまで大きなものは珍しい。ドイツのメルケル元首相に贈呈した花束は簡素で小さく、今回のものとは比べものになりません」

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