国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり
「一番の問題はワラをもつかみたい思いの人に対し、薬に頼らず短期間で効果を得られると断定的に述べ、標準治療から遠ざけてしまうこと。景品表示法(優良誤認表示の禁止)に違反する可能性が高い。勧誘方法や施術説明によっては不法行為に該当する余地もある」
■都ファ時代に区議2年
奥本氏は昨年3月に自身のブログで「法令違反をしたことは一切ない」と釈明。父親が俳優の秋野太作氏であることから「一般人より書かれやすい」とし、「選挙のたびデマや中傷、フェイク画像が拡散された」「これに関して今後私が申し上げることはありません」などと書いていた。都民ファーストの会公認で19年の大田区議選で当選し、1期目途中で21年の都議選に出て落選した過去がある。奥本氏は「リリーアルバ」としての痕跡を大量に残している。「フェイク画像」だと主張するのであれば、「自分はリリーアルバではない」となぜ明言しないのか。不可解だ。
先月の都議選で玉木代表は奥本氏とマイク納めをするほど力を入れていた。事実関係の確認や擁立した経緯説明を求め、都連に質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。国民民主はスピ容認政党なのか──。そうした非難は消えない。