著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「ホット・システム」と「クール・システム」を知れば誘惑に勝てる

公開日: 更新日:

 目の前のおやつを「今すぐ食べたい!」と思ったこと。あるいは、「後で楽しむために、今は我慢しよう」と思ったこと。みなさんにも、似たような経験があると思います。

 私たちがこうした選択をするとき、心の中では2つの異なる働きがせめぎ合っています。それが「ホット・システム」と「クール・システム」と呼ばれる心理的な仕組みです。

 この枠組みは、心理学者ジャネット・メトカーフとウォルター・ミッシェルによって提唱されたのですが、彼らは1999年に発表した論文の中で「報酬の遅延選択」、すなわち目先の小さなご褒美よりも、将来の大きな報酬をどう選ぶか--という人間の意思決定プロセスを調べています。

 まず、ホット・システムとは、私たちの感情や衝動に強く関係する心の領域を指し、誘惑的なものを前にしたとき、「いま欲しい!」という感覚を引き起こすアクションです。感情の熱量が高く、反応が早いため、目の前の報酬に飛びつきやすくなります。

 一方、クール・システムは、思考力や先を見通す力、冷静な判断を担う仕組みを指します。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?