大の里が名古屋場所で直面する「新横綱」2つの試練…昇進直後Vは1949年から5人だけ

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「欠点改善」まで気が回るかどうか……。

 13日初日の名古屋場所で、横綱としてデビューする大の里(25)。今場所も賜杯を掴めば3場所連続Vだが、1場所15日制が定着した1949年5月場所以降、新横綱の優勝は大鵬、隆の里、貴乃花稀勢の里照ノ富士の5人のみ。決して容易なことではない。

 横綱が集める関心、注目度は大関の時とは比べものにならず、イベントや宴席などに引っ張りだこになりがち。最高位力士として振る舞わなければならない重圧に加え、調整不足に苦しんだ横綱も珍しくない。

 さらに土俵入りも慣れるまでは心身ともにすり減るという。大鵬はかつて、「本場所は土俵入りと取組で、真剣勝負を1日2番やるようなもの。横綱に昇進したばかりの頃は、相撲を取る方が楽だった」と話していた。

 5月場所後に新しくつくられた大の里の綱は7.2キロ。これを締め、自身が選んだ雲竜型の所作を間違わずに15日間、毎日行わなければいけない。これが、想像以上の負担になるというのだ。

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