米バージニア州の農場で結婚指輪を紛失→15年後に奇跡の発見も持ち主の“誓い”は今や…
米バージニア州ニューポートのクリスマスツリーを栽培・販売する農場「ジョーズ・ツリー」で、客が15年前に紛失した結婚指輪が発見され、元の持ち主に返されるという驚くべき出来事が起きた。
2010年12月、同州ロアノークに住むウェイン・コーピューさん(61=写真右)は、家族で「ジョーズ・ツリー」を訪れ、クリスマスツリーにするために高さ2.4メートルのフレイザーモミの木を切り倒した。そしてその木をトラックまで引きずって運び、積み込んでいる最中に結婚指輪がなくなっていることに気がついた。
08年に約1100ドル(当時のレートで約11万円)で購入したイエローゴールドとホワイトゴールドの指輪で、内部には「この指輪をもって私はあなたと結ばれる」という文が刻印されていた。
ウェインさんはトラックの中や木を運んだルートを探したが、指輪は見つからず。翌日、雪が積もる中、金属探知機を使って徹底的に探したが結局発見できなかった。
ジョーズ・ツリーの当時のオーナー、スー・ボスティックさんは18年に甥のダレン・ギルリースさんに農場を売却。引き継ぎの際に、ウェインさんの指輪に関する情報を記した付箋を「絶対に捨てないように」と渡したという。