参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始
ロシアによる裏工作疑惑が直撃
さらに、支持者離れにつながりかねないのが、ロシアとの関係が取り沙汰されはじめたことだ。ネット上では「参政党の急伸の背景には、ロシア製ボットによるプロパガンダがあったのではないか」といった意見が飛び交っている。
参政党は「日本人ファースト」を掲げているだけに、ロシアから裏工作を受けているという見方が広がったら、票を失いかねない。
「代表の神谷さんは『参政党は親ロ派ではない』と訴えていますが、過去に『ロシア側にはロシア側の言い分もある』などと、ロシア寄りの発言を繰り返していたこともあって疑惑を払拭しきれないようです。民放の情報番組も、ロシアの関与について報じ、政府も官房副長官が『偽情報拡散を含む影響工作を展開している例が国際的にある』と、半ばロシアの裏工作を認めたため、疑惑が深まっている状況です。早くも参政党候補の街頭演説では、『ロシアの手先か』というプラカードが掲げられています」(霞が関事情通)
投票日まで残り2日。情勢は変わるのか。
「最近の有権者は、投票前にネットで政党や候補者について調べる傾向があります。投票日までに、参政党に対してネガティブな情報がネット上で増えれば、参政党の勢いにブレーキがかかるのではないか。意外なのは、無党派層のなかには『参政党か、れいわか』で迷っている有権者が一定数いるということです。右と左、正反対の政党なのに迷っている。それだけに、ちょっとしたことで参政党の議席は伸び悩んでおかしくありません」(政界関係者)
「参政党 躍進」という大手メディアの事前予測は、どこまで当たるのか。
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