「大江戸春画ウォーズ UTAMARO伝」山本暎一著

公開日: 更新日:

「大江戸春画ウォーズ UTAMARO伝」山本暎一著

 安永5(1776)年5月、狩野派の画家・鳥山石燕の息子・勇助(後の喜多川歌麿)は、長崎から将軍に拝礼にきたオランダ商館の医師と面会。拡大鏡を譲ってもらう。浮世絵師として歩み始めた勇助だが、父からは幕府の御用絵師の表絵師を目指すよう諭される。しかし、表絵師は狩野家の血を引くものだけがつける地位であり、勇助は自らの出自に疑問を抱く。

 自由に絵を描くため家を出て兄弟子の燕十の家に転がり込んだ勇助は、筆おろしをしてもらった遊女のうずみと恋仲になる。うずみの元に通う中、ある満月の夜の帰り道、不忍池の横を通りかかると、水面から首や腕のない武者が出現。しかし、あの拡大鏡をかざすと彼らはなぜか消えていく。

 歌麿の青春時代を描く長編時代エンタメ。 (新潮社 935円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離