著者のコラム一覧
一雫ライオン作家

1973年、東京都出身。明治大学政治経済学部2部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に「ダー・天使」で小説家デビュー。21年に刊行した「二人の嘘」が話題となりベストセラーに。著書に「スノーマン」「流氷の果て」などがある。

(34)愉快犯の線が濃くなったのか

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 地元警察署にも応援を要請し、アパートの前に黄色い規制線が張られた。一〇三号室の狭い部屋のなかは、鑑識係が詰めている。

 庄子を含めた捜査員たちは、アパートの前にある駐車場で待機した。

 堂前はすこし離れた場所で、電話をしている。きっと陣頭指揮を執る係長に報告をしてい… 

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【連載】十二の眼

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