兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

公開日: 更新日:

 参院選(20日投開票)は最終盤に入り、各陣営ともラストスパートをかけている。中でも必死なのが国政政党への復帰を目指すNHK党、そして国政返り咲きを狙って兵庫選挙区(改選数3)に出馬した立花孝志党首だ。「日本のトランプ」を自称し、各地に街宣車を回して大演説。その都度、強烈な日差しの下で県警が張り付く。この際、公僕を駆り出す是非も問うた方がいい。

 立花氏の街宣を当局が警戒する理由は、東京・霞が関で3月に行われた財務省解体デモに加わって襲撃されたからだ。毎回、私服警官を含む20人前後が警備。「不測の事態に備え、県警側と立花陣営がいわゆる“協定”を結び、街宣スケジュールを事前申告している」(県政関係者)という。日頃から鍛錬している警官といえど1時間を超えると腰にくるのか、さりげなくストレッチしている姿が目につく。お気の毒だ。

■警備ボランティアも急募

 選挙戦の序盤、立花氏はX(旧ツイッター)で〈立花孝志の警備をしてくれる探して(原文ママ)います〉と投稿。〈警察の方は毎回、10人~30で(同)立花党首の命を守るために真剣に警護して下さっています。どの警察からも毎回スタッフを増やして下さいと言われています〉と政治に命を賭しているとアピールしていた。もっとも、マイクを握ってわめき散らしているのは、選挙戦をリードする無所属の泉房穂前明石市長の批判ばっかりだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市派「石破おろし」巻き返しに漂うヤブヘビ感…杉田水脈氏らが保守系月刊誌で開陳しためちゃくちゃ論調

  2. 2

    異常すぎる兵庫県政…中学生記者が初めて出席した定例会見での斎藤元彦知事には、表情がなかった

  3. 3

    党勢拡大の参政党「スタッフ募集」に高い壁…供給源のはずの自民落選議員秘書も「やりたくない」と避けるワケ

  4. 4

    国民民主党から問題議員が続出する根源…かつての維新をしのぐ“不祥事のデパート”に

  5. 5

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ

  1. 6

    高市早苗氏の“戦意”を打ち砕く…多くの国民からの「石破辞めるな」と自民党内にそびえる「3つの壁」

  2. 7

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  3. 8

    石破おろしは9.10が終焉の節目に 「記名・公表」で自民総裁選前倒しのハードル上がる

  4. 9

    石丸伸二氏「再生の道」に迫る消滅の足音…“敗軍の将”代表辞任の先にあるもの

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ