参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿
参院選で躍進が予想されている国民民主党から「選挙違反」疑惑が飛び出した。
千葉選挙区から出馬中の元NHK記者・小林さやか候補を支援している岡野純子衆院議員(比例南関東ブロック)が、偽造された疑いのある街宣用の「標旗」を掲げて演説したのだ。その様子を納めた写真を12日、自身のX(旧ツイッター)に投稿したが、問題アリと察したのか同日中に削除していた。岡野氏は千葉県連のパワハラ問題で加害者の一人と指摘された、いわく付きの議員でもある。
■七つ道具のひとつ「街宣用標旗」偽造?
標旗とは、選挙の七つ道具のひとつ。総務省や各都道府県選管から、選挙区の候補には1つ、合区なら2つ、比例代表は6つ交付される。陣営は旗を掲げた現場でしか街頭演説会を開くことができない、と公職選挙法は定めている。
岡野氏が掲げた標旗には「参議院比例代表選出議員選挙 小林さやか」と記されている。小林は千葉選挙区から出馬しており、比例候補ではない。記載は明らかに事実と異なる。標旗の番号から本来の“持ち主”は、同党から比例代表で出ている川崎稔候補の可能性が高い。つまり、他候補の標旗に別の候補の名を記した上で選挙活動していた疑いは濃厚だ。