日曜日は20時に「過半数割れ」報道か…参院選投開票日前なのに永田町は異様な緊迫

公開日: 更新日:
応援を拒否されている(C)日刊ゲンダイ

 今度の参院選はさまざまな意味で前代未聞だ。すでに敗色濃厚の自公の苦境。不気味な政党の躍進報道、外国人排斥にさまざまな抗議、世論の分断。何よりも永田町ではすでに選挙後を見据えた動きが顕在化していることだ。誰も見通しがつかない漂流政局が始まっている。

  ◇  ◇  ◇

 午後8時に投票箱が閉まると同時にTV各局は「自公過半数割れ確実」と報じるだろう──。政界からは、もうそんな声が聞こえてくる。

 参院選の投開票日(20日)まで、あと2日。すでに自公与党は敗色濃厚だ。メディア各社が伝える終盤情勢の分析でも、序盤から低調だった与党の情勢は悪化の一途。全国32ある「改選1人区」で自民はまったく振るわず、大惨敗した2007年の6勝をも下回り、「3勝29敗」もあり得る見通しとなっている。

 石破首相の勝敗ラインは「非改選議席と合わせ自公で過半数維持(50議席)」。与党の改選議席は計66議席で16議席減らしても楽々目標に届くはずだったが、そんな低すぎるハードルを越えることすら、ほぼ絶望的だ。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,565文字/全文3,023文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…