自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中
事実上の政権選択選挙となった参院選(20日投開票)は折り返し、後半戦に入った。「歩くヘイト」と呼ばれる自民党旧安倍派の杉田水脈前衆院議員も、国政復帰に向けて死に物狂いだ。昨秋の総選挙は1564万円の裏金づくりまでバレて公認辞退に追い込まれたが、懲りずに比例代表で鞍替えを画策し、全国を飛び回っている。
杉田氏は安倍元首相のお膝元の山口(改選数1)を拠点に東へ西へ駆けずり回り、ドブ板選挙を展開。「杉田号」と呼ぶ街宣車2台を各地で走らせ、支持を訴えている。旧安倍派の裏金仲間のほか、岩盤保守層に大人気の高市早苗前経済安保相が応援に入る一方、差別に抗議するカウンターにしばかれるなど、痛い目にも遭っているようだ。
「自公与党の参院過半数割れはほぼ確実。自民は比例で大幅に減らす見通しで、3年前の18議席から13議席に激減するとみる情勢調査もある。当選ラインは20万票。杉田氏は自民入りして以降、2回とも比例単独での当選で、有権者に名前を書いてもらった経験がないに等しい。票読みは難しい」(与党関係者)
初当選した2012年の衆院選は、日本維新の会公認で兵庫6区に出馬。7万9000票超を集めて比例復活した。激戦区の兵庫(改選数3)から今さら「杉田票」がジャンジャン出てくるとは考えにくい。なりふり構っていられないのか、出だしから全力疾走だ。