中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか
井上一樹監督とは現役時代、苦楽を共にしてきた。グラウンドの外では「タケニイ」「カズキ」の仲。もちろんプロ野球の監督としてリスペクトしている。間違っても球場で「おお、カズキ」なんて言っちゃあいけない。そこは「監督!」と挨拶しなくちゃ。先輩であるオレらが気を使っていくべきだと思っている。
とはいっても、後輩は後輩だ。「世界のイチロー」だって、オレにとっては高校の5つ下の後輩。そこの上下関係がひっくり返ることはない。
カズキはどちらかというと「昭和の人間」。元気出せ、声出せというタイプだけど、二軍監督を経験し、気合と根性だけではついてこない若者の育て方、接し方を学んだと思う。
前任監督の立浪和義も、若手を積極的に起用していたが、3年連続最下位に終わった。立浪が最も苦労していたのが選手とのコミュニケーションだったのではないか。あまりにも立浪和義という「像」が大きすぎて、選手が自分の考え方ややり方を主張できず、フレンドリーな関係性を築けなかったように映った。ボタンのかけ違いがあったんじゃないかな。