参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

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 本部から借りた標旗に誤って小林氏の名前を書き、意図せずに街頭演説で使ってしまったということか。阿部県議は「選挙のプロが陣営にいるはずで、そんなことは考えられない」と言っていた。

 それにしても、選挙戦最終盤に告発とは、自民も随分と踏み込んだ対応だ。阿部県議によると、「告発は党本部からの要請を受けて行った」というから、穏やかじゃない。

「自民は千葉で2人擁立し、盤石だと思われていた現職の石井準一議員が当落線上をさまよっているとの情勢調査がある。下手すれば共倒れの恐れもあり、党本部は焦ったはずだ。国民民主の足を引っ張るために、岡野さんの不祥事に目をつけたのだろう」(県政関係者)

 泥仕合の様相だが、自民にどんな思惑があるにせよ、岡野氏がやったことは極めて危うい。「間違いでした」で済まされる問題ではないだろう。

「小林陣営は相当、ピリピリしています。小林さん本人も相当参っている。とりあえず、岡野さんはもう表には出さないことになったそう。現状、SNSも更新していない。“岡野隠し”で何とか逃げ切る気でしょう」(地元関係者)

 泥仕合の行方やいかに。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイが報じた国民民主党の選挙違反疑惑については、関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

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